レピュテーションリスクの軽減は、弊社がお客様に提供する重要なサービスのひとつです。アニマル・アドボカシー団体の関心がケージフリーポリシーからポリシーの実行と説明責任へと急速に移行するにつれ、ますます多くの国際団体や各地域の団体が、ポリシーの実施状況を評価するためのアンケート、調査、トラッカー、ベンチマーキングツールを立ち上げるようになってきています。弊社はアニマル・アドボカシー団体と幅広く仕事をしてきた経験から、レピュテーションリスクを軽減するために、進捗状況を、透明性をもって伝えることの重要性を理解しています。
こうした数多の調査やアンケートに答えることは、食品企業にとっては骨が折れ、時間のかかるものでありえます。また、そうした調査やアンケートへの回答は、いつ終わるとも知れない作業になってきています。弊社でも、より集約的で能率的な報告プロセスが必要だという沢山のフィードバックを食品業界から受け取っています。
このニーズに応え、ステークホルダーとの協議を通じて得た、主要な食品企業からのフィードバックを取り入れることで、世界初の集約的なケージフリー進捗報告プラットフォーム WelfareProgress.com の立ち上げをここにご報告できることを嬉しく思います。私たちは、世界中の食品企業やホスピタリティ企業に、報告書を提出するよう呼びかけています。
私たちの目標は、WelfareProgressが報告にかかる負担を軽減し、進捗状況の透明性を向上させるのに貢献することです。
報告の負担軽減
WelfareProgressにより、企業は複数のアンケートに答える代わりに、1つのプラットフォーム上で、ケージフリーの実施状況を公開することができます。
ザ・ヒューメイン・リーグ(The Humane League)、マーシー・フォー・アニマルズ(Mercy for Animals)、アニマル・イクオリティ(Animal Equality)、シナジア・アニマル(Sinergia Animal)などの主要なアニマル・アドボカシー団体は、個別の進捗調査やアンケートの代わりに、WelfareProgressからケージフリーの進捗報告を受けることに同意しています。
透明性の向上
WelfareProgressは、正確かつタイムリーな、徹底した報告を通じて、企業がケージフリーポリシーの進捗を実地に示すのを支援し、投資家、アニマル・アドボカシー団体、サプライヤー、そして消費者に向けて、信頼に足る情報を提供できるようにします。
WelfareProgressを通じて報告することができるのは、ケージフリー卵の購入量だけではありません。弊社が用意しているのは、ケージフリーの実行にかかわるワーキンググループへの参加やロードマップの作成、スタッフやサプライヤーの研修など、ケージフリー卵の購入以前の段階でも、貴社の進捗や、ポリシーの実行に向けた貴社の努力をステークホルダーに知らせることのできるプラットフォームです。
報告の仕方
こちらのウェビナーでは、報告書の作成方法を説明しています。また、welfareprogress.comにアクセスして登録すれば、最初の進捗報告書を作成できます。
WelfareProgressが貴社にとって有用なツールとなれば幸いです。貴社の報告を楽しみにお待ち申し上げております。また、ポリシーを実行する上で私たちにサポートできることがあれば、遠慮なくご連絡ください。喜 んでお手伝いします!