グローバルフードパートナーズは3月29日にウェビナー「ステークホルダーのマッピング: 中国でケージフリー卵(平飼い、放牧など非ケージ飼育で生産された卵)生産システムへの移行をサポートする」を開催し、研究プロジェクトの結果を発表します。
世界有数の鶏卵生産国である中国において、私たちの取り組みは大きく勢いを増しています。中国では現在も鶏の大半がケージ内で飼育されており、食品企業はケージフリー卵へのコミットメントを遂行するために努力しています。
中国で販売されるケージフリー卵を増やすことを目指し私たちは、サプライチェーンの両側のステークホルダー、すなわち買い手と売り手の双方にとって、ケージフリー飼育による生産の成功が可能でエコシステムを構築することに取り組んでいます。こうしたエコシステムの構築には、すでに関与している主要なステークホルダーと、さらに関与を深める余地のある関係者を深く理解することが必要です。このため、私たちは主要なステークホルダーを特定して関与を薦めるためのプロジェクトを実施しました。この調査の結果は、中国での私たちの活動が今後もエビデンスに基づくものであり、成果を出す上で効果的であるように、この活動に情報を与えていきます。
調査結果が、中国の他のエリアで働いている皆様にもお役に立てば幸いです。
この調査は以下のように実施されました。
1) 主題に関する科学文献のレビュー(卵の流通チャネルから関連ステークホルダーの初期ネットワーク構築に至るまでなど)
2) 一般公開されている情報のレビュー(政府機関による資料、メディアのレポート、ソーシャルメディアのプラットフォームなど)
3) 有意抽出法による主要ステークホルダーへのインタビュー
4) さまざまなステークホルダーの影響度を定義するための、調査結果の分析
5) さまざまな関係者と効果的に関わるための、各ケースに応じた推奨事項の作成
ウェビナーでは、中国プログラム担当マネージャーのLisa Yangが以下について発表します。
- 中国鶏卵業界の概要
- 中国におけるケージフリー飼育への移行に影響力を持つ主要ステークホルダー
- 中国におけるケージフリー飼育への移行を最善の形で支援するために私たちが推奨するエンゲージメント戦略
中国では現在、ケージフリー卵の生産が増加しています。私たちの調査が示すように、ケージフリー飼育への移行に対して影響力を有するステークホルダーはさまざまです。このマッピングと分析を通じて、適切なステークホルダーと効果的に関われるようにすることができます。そうすることで、リソースの効果的な活用が可能になり、中国の業界に私たちが提供できる支援が強化されます。
3月29日に皆様にお会いできることを楽しみにしています。