Partnering to Support Food Businesses and Farmers in the Philippines

September 12th, 2022

gfp-ati

私たちは、グローバル・フード・パートナーのチームとして結集する以前、それぞれ世界中の食品企業や農家と協力し、ケージフリー卵の調達と生産に取り組んできました。私たちは皆、アジアでより多くの支援が必要であるというニーズを何度も耳にしました。そこで、アジアでの進展を加速させるために、私たちのこれまでの経験と専門知識を結集して、グローバル・フード・パートナーズを設立することになりました。私たちは、設立当初から2つのコミットメントを掲げました。1 つ目は、常に「業界」のニーズに耳を傾け、サポートが必要な場合はどのような形であれ、「業界」を支援することです。2 つ目は、この活動を単独で 行わないということです。私たちが思い描くケージフリーのエコシステムは、他のリーダーたちとのパートナーシップによって初めて構築されます。

私たちは先月、フィリピンの農務省農業研修所(ATI)と、フィリピンの鶏卵生産の4分の1を占める大手鶏卵協同組合、バタンガス鶏卵生産者多目的協同組合(BEPCO)との新しいパートナーシップを締結しました。

両パートナーシップの目的は、同国の鶏卵生産者を支援することで、持続可能で経済的に実行可能なケージフリーの生産方法 を取り入れることにあります。弊社は、農家の方がベストプラクティス を実施し 、ケージフリー生産を最適化できるよう、オンライン学習コースと農場の実地 コンサルティングを通じて、技術的な専門知識と支援 を提供します。

また、BEPCOとも協力し、食品およびホスピタリティ企業とともに、フィリピンに大きな影響を与えることを目指す 食品業界のリーダーたちを集めた「ケージフリー卵の調達のための共同イニシアチブ」を結成します。このコラボレーション・イニシアチブに参加することで、食品企業はBEPCOの卵生産者の広大なネットワークからケージフリー卵を調達することができます。このイニシアチブの目的は、企業が自社のケージフリーコミットメントを達成するとともに、フィリピンでのケージフリー卵の生産を支援することにあります。

BEPCOのマネージングディレクターであるCecille Aldueza-Virtucioは プレスリリースで以下のように述べています。「フィリピンの鶏卵農家は顧客を重視しています。消費者の需要が高まるにつれ、ケージフリーな畜産への関心も高まっています。GFPとのパートナーシップにより、バイヤーや農家の方々と協力してニーズやギャップを評価し、サプライチェーンの両側にとって有益なソリューションを共同で開発 できるようになるでしょう。」

アジア各国での弊社の他のパートナーシップやプロジェクトと同様に、ATIやBEPCOとのパートナーシップは、バイヤーとサプライヤーの間のギャップを解消し、信頼を築き、サプライチェーンの両側が利益を得て目標を達成できるようなシステムの構築を目的としています。卵のサプライヤーは、ケージフリー卵の需要の高まりに対応するために必要な競争力を得ることができます。また、信頼性が高く手頃な価格のケージフリー卵の供給により、バイヤーはフィリピンでのケージフリーコミットメントを達成できるようになります。

© Global Food Partners Inc.

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