中国とインドネシアは、それぞれ世界最大、そして世界7番目に大きな卵生産国です。ますます多くの食品企業が、今後5年以内にグローバルサプライチェーンでケージフリー卵のみを調達することを約束していますが、その多くがこの2か国をはじめ他のアジア市場での導入において課題に直面しています。生産者の間では、増加したコスト増を埋め合わせるインセンティブや、現地でこの移行をどのように進めていくかという知識なしに、ケージを用いた飼育からケージフリー卵のシステムに移行することをためらっていました。
しかし現在、アジアでケージフリー卵の需要が高まっていることを受け、生産者は従来のケージシステムからより家畜福祉の水準がより高いケージフリー卵の生産に移行し、この増大する市場の需要を活用するためのサポートを求めています。
この移行期間中に卵産業を最も効果的にサポートし、能力開発を支援するために、グローバルフードパートナーズは、業界のリーダーと協力し、中国とインドネシアの両国にケージフリー卵のトレーニングセンターを設立します。これらのセンターは、優れた福祉慣行や競争力のあるビジネス上の優位性など、持続可能性の確保に必要なトレーニングを生産者に提供します。センターは、ケージフリー卵管理の最も優れた慣行に関する実践的なトレーニングを提供し、ケージフリー卵生産者が訪問するモデル農場となり、研究開発センターを備え、地域全体の生産社、監査人、獣医師、その他の業界の利害関係者にサービスを提供します。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による移動制限がきっかけとなり、私たちはトレーニングプログラムのコンポーネントとしてオンライン学習ツールを開発しました。センターは2021年末までに完全に稼働する予定ですが、それまでの間も、私たちが開発している創造的でインパクトの強いオンライン学習を通じて生産社をサポートするための重要なトレーニングを継続して提供することが可能です。
最近、COOであり、共同創設者の Jayasimha Nuggehalli が「Eco-Business」のインタビューで、「買い手、そして売り手の両者をつなぎ、自信を築くセンターを設立した」と、発表しました。
センターはまさに業界のケージフリー卵への移行をうまく誘導し、関連する利害関係者をまとめて長期的な成功、持続可能性、収益性を確保するためのサポートを提供します。
ご興味をお持ちの方は、japan@globalfoodpartners.comもしくは、こちらのリンクから、COOとのミーティングをご予約ください。